カラオケ使って楽しい介護予防 泉佐野市が月1回「元気塾」

カラオケ使って楽しい介護予防 泉佐野市が月1回「元気塾」

By in ニュース on 2016年6月14日
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カラオケ使って楽しい介護予防 泉佐野市が月1回「元気塾」

 歌や音楽で高齢者の健康づくりにつなげようと、大阪府泉佐野市は今月から、カラオケと軽運動を組み合わせた音楽介護予防教室「泉佐野元気塾」を市 内35カ所でスタートさせた。カラオケ機器メーカー「第一興商」が開発した身体機能の向上や認知症予防を目指したプログラムを使い、シニアらに楽しく健康 を維持してもらうのが狙い。同社によると、年間を通じた取り組みは関西では初めてという。

「『高原列車は行く』に合わせて体操します。みなさん、ご存じですか?」

昭和29年のヒット曲をあげた指導員の呼びかけに、70代を中心とした約30人の参加者は笑顔で大きくうなずいた。

今月3日、泉佐野市の中町町内会館で開かれた「泉佐野元気塾」。軽快なメロディーが流れ出すと、すぐに歌詞を口ずさみ始める人も。ハンカチを振ったり、花束を投げたりと、歌詞に合わせたポーズを楽しそうに繰り返した。

中町町会長の高浦滋さん(68)は「寝たきりにならず元気で生きたいというのはわれわれの最大の願い。これからさらに参加者が増えるのでは」と話す。

元気塾は、市が第一興商に委託している事業で、同社が開発した通信カラオケ装置「DKエルダーシステム」を使い、同社から派遣された音楽健康指導員が教室を運営。音楽に合わせ、足の老化を防ぐ体操をしたり、舌を動かす口腔(こうくう)体操をしたりする。

同システムには、高齢者好みのカラオケ曲を約4万曲搭載。この日の教室でも、「瀬戸の花嫁」「高校三年生」などのイントロクイズで盛り上がった。

第一興商によると、高齢者の介護予防や機能訓練を狙ったこのシステムは東北福祉大や鶴見大と共同で研究開発し、平成23年から本格的に販売。自治体での導 入も相次いでおり、これまでに北海道伊達市や東京都清瀬市、長野県松本市などが装置を使った介護予防事業などを実施している。

福井県坂井市では25年度から市内23カ所で月2回、音楽体操教室を開催。市のアンケートによると、「体の調子がよい」と答える人が実施前に比べて3倍近く増え、「教室をきっかけに運動するようになった」という人も多かったという。

鶴見大の研究によると、歌うことで唾液の分泌量が増加して免疫力が向上したり、かむ力や飲み込む力が向上したりする効果が報告されているという。

泉佐野市では抽選で選んだ自治会館30カ所と市の施設5カ所で、介護保険の被保険者を対象に月1回、90分の教室を5年間実施する計画で、効果検証も行う。カラオケ装置は開催日以外でも市民が自由に使える。

今年度の予算として、装置のリース代と指導員派遣代計約1040万円を計上した。市の担当者は「介護予防教室はこれまでも実施しているが、暗いイメージが あるのか嫌がる方も少なくない。カラオケを組み合わせることで、『それなら参加したい』と思ってもらえたら」と期待している。

問い合わせは市高齢介護課(電)072・463・1212。

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